無意識を意識

コンセント (幻冬舎文庫)

コンセント (幻冬舎文庫)


最近、田口ランディが気になっています。

きっかけは「コンセント」。古本屋で何気なく手に取ったんだけど、表紙からもう危ない匂いがプンプン。でも、なんだかこの本を買うために今日はここにきたんじゃないかって気がしてくるほどにひきつけられてしまいました。
案の定、読んだらやめられず。「これはホラー小説なのか?」と思うほどたびたびゾクっとさせられる部分もあったけど、一気に読んでしまいました。ホラーちょう苦手なのに。「アンテナ」の解説を書いたAKIRAさんという人がいうように、この本は、「読み手の無意識にまで踏み込み、意識を変容させてしまうドラッグのようなもの」なのかもしれないです。

正直いって、読んでいても暗くなる。しかも、へたすると狂気に触れて感電してしまいそーなんだけど、それでもやめられないのです。

ぜんぜん知らなかったんだけど、どうやら加瀬亮主演で「アンテナ」が映画になっていたらしい。これはみるしかないですなあ。