ついに
ひとり酒デビューです。まあ、いうほどのもんじゃないけど。チューハイ一本だけだし。
遅番のバイト帰りに、すきっぱらで、自転車をこぎながらだったからもう見事にふらっふら。ばかじゃなかろーか。でもさ、こんななまぬるい夜、酒でも飲まずにやってられっかーってなってしまったんですよ。おかげで30分で帰るみちを1時間かけてかえりましたよ。
ああ、こうしてわたしは、落ちてゆくのだわ。
そして、腹も出てくるのだわ。もうでてるけど。
なんだか、こころがとげとげしてる。あきらかにやさぐれてる。まーるくならなきゃ、相手だって触れてくれないのに。
なまぬるい夜だ、じめじめしていて、きもちわるい、
底なし沼のような夜だ な。ほんとうの底なし沼の恐怖なんて わたしは知らないけれど。