変な夢を見た

ちょっと気持ち悪い夢を。


わたしは、一心不乱に板状のガラスをボリボリと食べていた。周りには、誰もいなくて、わたしひとりだけ。ガラスは砂糖みたいに甘くて、かたすぎもせず、やわらかすぎもせずにとても噛み心地がいいものだった。たとえば、なんだろう、コンペイトウのような感じだったかも。
そして、わたしはガラスの触感や味だけではなく、口の中で砕いたガラスを飲み込むときのスリルをも楽しんでいた。ツウっとガラスの刃先がわたしの喉を通っていくときの、ヒンヤリとしていて、ザラついた感じがたまらない。調子にのってどんどん飲み込んでいくうちに、のどに血の味が広がってきた。さすがにまずいかな、と思いつつも、特に痛みは感じないし、何よりガラスはおいしい。手を止めることができずに、そのままわたしは、ガラスを食べ続けた。
ふと、手がぬるぬるしていることに気がつき、目をやった。手は血にまみれていた。夢中になるあまり、ガラスの淵で手を切ってしまっていたんだ。それでもわたしは、ガラスを食べ続けた。

そんな夢を見ました。何もかもがリアルで、味も触感もいまでも思い出せるくらい。いかにも、意味ありげだ。なおかつ、ジョジョっぽい。でも、別にいま、危うい魅力に迫られている状況でも特にないし、ジョジョも最近よんでないし、コンペイトウも食べてないんだけどなあ。なんなんだろうなあ。