sigur ros@渋谷AX(4/4)

いってよかった。この一言につきます。


後ろにいた女性2人組がライブ中にぺちゃくちゃしゃべりやがったり、180強はあるデッカイ男性が突然わたしの目の前に割って入ってきて、彼女といちゃいちゃしたり、曲の途中でいきなりそのカップルが外に出てったり、まあ周りの状況は悪かったのですが。そんなことも「ばっかじゃね〜の〜」で流せてしまうくらい、良いライブでした。

セットリストは、覚えてないんですよー。えへー。「takk...」と「Agaetis byrjun」からが多かったとおもう。

こういう音って、生で聴くと実はしょぼーって感じてしまったりするかなあ、と思っていたのですが、全然そんなことはなく。むしろ、体全体に音が響いてきてすごく気持ちよくなれました。あの声が、ブレることなく出せるとは・・・ヨンシーさんすごいっすよ・・・。
それに、映像と光の演出がとてもとても素敵でした。かろうじてステージは見えるものの、視界はあまり良好ではなかったので、目を閉じて浸ったりもしてたのですが。あれが、遮りがなく見えてたら、多分目を見開きっ放しだったとおもいます。

王道パターンな思考かもしれないけれど、やっぱり一番強烈に印象に残っているのが最初と最後。最初は、Glosoli。
ドラムがつくりだす振動が「どん、どん、どん」と体全体に響いてくる。心臓の鼓動とシンクロしているみたいな感覚。高温の声、「キレイ」な轟音。一気に心を奪われました。ライブ中に立っているときは、腕組みをしながらのときが多いわたしも、両手を両脇におろしました。体全体で、音を感じたかった。

最後は、「()」の最後の曲。最初とはうってかわって、攻撃的な轟音に包まれる。スクリーンに瞬間的にうつしだされる、メンバーの大きな影と、光を見ていると、なんだか夢でも見ているような気分になりました。多分、あの瞬間どっかいった人*1は多いとおもう。

他にも、素敵〜な演出はあったのですが、なんだか書いているうちにまとまらなくなってきてしまいましたよ。いい意味で、独りにさせてくれるような、いいライブでした。

最後にAXを出るとき、夜桜がとてもキレイだったのも印象的。風に吹かれて、花びらがブワーって散ってきて、みんな桜に包まれてました。桜を見上げる人の顔も、嬉しそうで、気難しい顔をした人はいなくて。ほんとうに素敵な夜だった。

*1:もちろん場所じゃなくてね